診療理念
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理念
誠実と信頼の医療
方針
1.私たちは、常に医療人としての自覚と責任を持って医療にあたり質の高い施術を提供できるよう日々研鑽に努めます。
2.私たちは、患者さんにいつも親切でやさしくあたたかい施術所であり続けるよう努めます。
3.私たちは、患者さんの意思と権利を尊重し安全で安心そして信頼していただける施術を提供できるよう努めます。
4.私たちは、地域社会の中で公共的な役割を持ち人々の健康と福祉に貢献いたします。
5.当院は、柔道整復師学科の学生の臨床実習の認定施術所に指定されており、患者さんに対する医療施術の質の改善と向上を目指すため、今後もより一層の研修環境の充実を図るとともに、これからも医療を担う学生および若手の柔道整復師・はり師・きゅう師の育成に取り組んで参ります。

問診を重視

当院では患者さん一人ひとりの診療にしっかりと時間をかけて行います。
まず、身体の状態を問診し、どのような状態か把握しなければ進みません。
そして、患者さん自身にも状態を知っていただき、二人三脚で診療を進めていきます。
施術方針・施術計画の適正化

問診を詳細に行い、患者さん自身にも状況をご理解いただいた上で、正しく今後の施術計画を導くことが当院の使命だと思っております。
施術の際に、改善される感覚が患者さんご自身でもご理解いただけるように、詳しい説明やヒアリングを行いながら、段階を踏んだ施術を1対1で行っていきます。
救護ボランティア活動について
私は柔道整復師、はり師、きゅう師、スポーツトレーナー(公益財団法人 日本陸上競技連盟 医事委員会 トレーナー部 所属)として培った知識、技術、経験を活かし休診日を利用して各種スポーツ大会において救護ボランティアとして活動しております。
そこでは様々なケガや故障を訴えるアスリートに接します。整骨院、鍼灸院での施術と違い、ケガ、故障した選手は次から次へと救護所に来られるので、ごく短時間でケガや故障の評価を行い、必要な処置や施術を選択し的確に行わなければいけません。
それは私達にとって逆に大変勉強になることでもあり、またとても緊張することでもあり、その選手がその後、競技に復帰できれば、競技後救護所に来られ「先生のおかげで完走できました」や「自己新記録更新できました。有難う御座いました」など言われると大変嬉しく施術者冥利につき、とても楽しみなことでもあります。
ですので今後もできる限り救護活動を続けて行こうと考えております。
また、当院ご通院のクラブ活動している主に中、高校生、大学生の学生さんや、スポーツされて居られる成人の患者さんが練習や大会に参加される場合、私は練習場又は大会会場へ直接出向きおケガの回復がどれだけ良くなったのか?また、どのタイミングで痛みを感じるのか? パフォーマンスがどれくらい向上したのか?もしくは向上していないのか?フィジカル面、軸、癖などを私の目で実際に確認しチェックさせていただきに行く場合もございます。
これまでに参加した主な大会救護
武庫川ユリカモメウルトラ70kmマラソン 兵庫県西宮武庫川河川敷 |
堺ユースサッカーフェスティバル 大阪府堺市 J-GREEN堺 |
日本学生トライアスロン選手権観音寺大会 香川県観音寺市有明町 琴弾公園周辺 |
大阪マラソン 大阪市住之江区インテックス大阪 |
新春マスターズスイムミート なみはやどーむ(現在 ラクタブドーム) |
長水路マスターズスイム 大阪プール |
全日本ジュニア空手道選手権大会 大阪府岸和田市総合体育館メインアリーナ |
スポーツ報知 長水路マスターズ水泳 大阪プール |
近畿マスターズ陸上競技選手権大会 和歌山県営紀三井寺公園陸上競技場 |
奈良ジュニア空手道選手権大会 奈良市中央第二武道場 |
近畿・兵庫マスターズ陸上競技選手権大会 神戸市総合運動公園ユニバー記念競技場 |
SABAKI GAMES 空手道 滋賀県立武道館 |
中国マスターズ陸上競技選手権大会 広島県みよし運動公園陸上競技場 |
J-1 CUP 全日本空手王決定戦 大阪府岸和田市総合体育館メインアリーナ |
広島マスターズ陸上競技選手権大会 びんご運動公園陸上競技場 |
中国マスターズ陸上競技選手権大会 鳥取県コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場 |
近畿マスターズ陸上競技選手権京都大会 京都府山城総合運動公園陸上競技場 |
全日本マスターズ陸上競技選手権和歌山大会 和歌山県紀三井寺公園陸上競技場 |
中国マスターズ陸上競技選手権山口大会 山口県維新百年記念公園 維新みらいふスタジアム |
鳥取マスターズ陸上競技選手権大会 どらドラパーク米子市陸上競技場 |
京都マスターズ中長距離記録会 京都市西京極総合運動公園補助競技場 |
大阪府公立高校サッカー大会 予選リーグ |
西田 薫杯争奪柔道大会 守口市立庭窪中学校 体育館 |
当ホームページ内の活動実績に掲載しておりますのでよろしければご覧ください。
医接連携・病鍼連携
「医接連携」とは、保険医療機関(病院・医院・クリニック)の医師と接骨院、整骨院(柔道整復師)との連携を意味します。
「病鍼連携」とは保険医療機関(病院・医院・クリニック)の医師と鍼灸院(はり師・きゅう師)との連携を意味します。

患者さんは、身体の何処かに痛みを訴えてご来院されます。しかし患者さんの訴えておられるあらゆるその痛みが接骨院(整骨院)、鍼灸院で対応できるか否かを見極めるのは実は凄く難しいことなのです。そこで大切なのは、痛みが起きたバックグラウンドのお話を詳しくお聞きした上で当院にて「対応できる」のか「対応できない」のかを【判断】することが最重要となります。
以前にこんな事案がありました。少し長文になりますが、是非、皆さんに共有していただきたいので、どうぞ最後まで読んでいただければ幸いです。
大変嬉しかった事案報告①
以前、当院にお母様と一緒に陸上部所属の中学2年生の女の子が来院。
お母様曰く最近娘が膝を痛がり成長痛かも?と訴えられ、より詳しくお話をお聞きした上で問診いたしました。
成長痛≠オスグッド・シュラッター病[Osgood-Schlatter Disease]といいますが、彼女は年間そんなに身長伸びていなかったということ、疼痛を訴えていた部位が成長痛の好発部位とは異なることに加え、多数の不定愁訴が認められましたので、これは単なる成長痛ではないと私は判断いたしました。


病名を確定診断していただくため、情報提供紹介書作成の上、これを持参していただき総合病院に対診していただきました。
精密検査の結果⇒その日の夕方、対診先総合病院 整形外科部長より当院に直接お電話いただき「貴重な症例の患者さんのご紹介、誠にありがとうございました。良く気付かれましたね。精査の結果 骨肉腫 Stage1と診断いたしました。今後は患者さんをこちらで大切にお預かりいたします。先ず化学療法し経過診て参ります」とのご報告をいただきました。
その治療方法が親和性が高く彼女にとって合ったのか奇跡的にも経時的に快方に向かいました。
その後、経過観察していただきながら日常生活も楽に過ごせるようになってきて順調に高校生にもなれ、修学旅行の後には当院にお土産を持って来てくれたその後は、ご無沙汰さんになっておりました。
で、久し振りにその彼女から当院に電話があり「〇〇です。山六先生、私のこと覚えてる?」⇒「当たり前やんか〜覚えてるよ〜あんなことがあったんやもん絶対に忘れへんわ~」⇒「今、私 東京にいていて〇〇〇大学 医学部の3年生やねん。私の病気で山六先生と出逢い、私の命を助けてくれたので、私も医療の道を志し医師を目指したいねん!」⇒私「柔道整復師、はり師、きゅう師じゃぁないんかぁ〜い!」と爆笑もありましたが・・・とっても、とっても嬉しいことを私に伝えてくれて「それで、近々友だちの結婚式があるので大阪に帰るから式の前日に山六先生に会いたいです!」とのことで来院してくれました。
院の自動ドアが開き彼女の顔を見た途端、当時のことが走馬灯のように思い出され・・・もう〜涙が止まらなくて・・・。
当時中学生だった女の子から立派な女性として成長してくれて元気な姿を見せてくれて安心し、ほんとに嬉しくて嬉しくて医療人冥利に尽きる日になりました。
その後、一緒にご飯を食べに行き2人で散々喋りつくし泣いて笑いまくった楽しくてとても幸せな一時でした。
今後、くれぐれも身体に気を付けて元気で頑張り、近い将来ちゃんと患者さんの心に寄り添え、信頼され、あたたかく笑顔が素敵な女医さんになってくれることと私は確信しています。
彼女のこれからの成長と活躍を楽しみにしながら大阪から応援しています。頑張れ〜!
(彼女より久し振りに電話いただいたのが令和6年8月のことです。尚、本人に了承を得て本投稿しております。)
大変嬉しかった事案報告②
以前、主訴が腰が痛いと言う60歳代後半の女性が来院されました。
問診時、こちらに伺う前に自宅最寄りのクリニックに受診したが、納得できずに当院に来院したと言います。
腰が痛くなる原因は多数あるため、本症状が出現し、自宅最寄りのクリニックに行くまでの時系列のお話を最初からより詳しく伺うことにしました。
昨夜の晩ご飯(ご飯、鯖の塩焼き、大根おろし、ワカメ、うすあげのお味噌汁、お漬物)をご主人とお二人で食べて、お風呂に入って22時頃、寝ようと2階へ上がり布団に入って少ししてから突然気分が悪くなり嘔吐した。その後、1時間毎に朝6時まで嘔吐し続けたそうです。その時、強い腹痛と背中に放散するような痛み・疝痛発作(せんつうほっさ)は認められたとのことでしたが、下痢および発熱はなかったとのことでした。
翌朝9時頃に自宅最寄りのクリニックに行こうとすると、突然腰の下部および背部に放散するような激痛が走ったとのこと。
クリニックに受診、診察室にて強い腰痛を訴えたが、医師はレントゲンも撮らず?腰からの痛みでしょう?と鎮痛剤と湿布処方されたそうです。ご本人は納得できずにそのまま当院にご来院されました。(患者さんはうまくご自身の症状を医師に説明出来なかったのかもしれませんね!)
私は、この時点で鯖の生焼けの可能性も含め寄生虫のアニサキスによる食中毒も一瞬頭によぎり考えましたが、下痢、発熱は認められなかったことと、ご主人は無症状なことから食中毒は削除いたしました。
私:「その他に近日中に何か気付いたこと、どんな小さなことでもいいので何かなかったですか?」とお聞きすると…
患者さん:「全然関係ないかも知れませんが、2〜3日前、便が白かったんです」と答えられました。
私:「それですよ!」
患者さん:「えっ?どう言う事ですか?」
私は、内臓の画像を患者さんに見ていただきながら「胆のうから胆汁が出て来て十二指腸に流れ、本来なら、脂肪を分解するが、その胆汁がなんらかの異常で流れ出ず、脂肪を分解できなかったため、便が白かったのではないか?と説明し、胆のうもしくは総胆管に何らかの異常があると疑い、腹痛、腰背部に放散する激痛があったのもつながりますので、まず「肝胆膵外科」のある総合病院をご紹介いたしますので、そちらで精密検査していただけますか?とお伝えし、対診先の総合病院に早急に電話連絡を入れ、施術情報提供紹介書を作成し、ご本人に紹介書ご持参の上、その後すぐに対診いただきました。
翌日の午後に、対診先総合病院 肝胆膵外科の主治医より当院に直接お電話いただき「◯◯医療センター肝胆膵外科の◯◯です。この度、ご紹介いただきました◯◯さんのご報告いたします。山六先生、お察しのように胆のう破裂寸前の胆石でしたので、緊急手術となり腹腔鏡下での胆のう全摘出術をおこないました。後はこちらで経過観察しながらフォローアップして参ります。今のところ一応入院期間は10日を予定しております。この度は貴重な症例の患者様のご紹介、誠に有難う御座いました。今後ともよろしくお願いいたします。」とご丁寧にご報告いただきました。(後に報告書も郵送いただきました。)
その10日後、ご退院されて来られた当日にご主人とお二人で当院にごあいさつに来られ、「本当、山六先生のところに来て良かったです。有難う御座いました。命拾いしました〜」と本当嬉しくほっとしたご報告を患者さんご本人からいただきました。
という大変嬉しかった事案もございました。(※患者様ご本人のご了承を得て本投稿しております。)

上記のように、ご自身では軽症だと思っていても、大病が隠れている場合もございます。
このように当院では、ご対応でき兼ねると判断した場合、そして精密検査が必要な場合は速やかに適切な医療機関および最適な診療科を探し「施術情報提供紹介書」※を作成・ご用意した上でご紹介いたします(患者さんご自身の掛かり付けでその症状での適切な医療機関がございましたらそちらでも結構です)。
※「施術情報提供紹介書」とは一般的に「紹介書」と言われている書類です。
患者さんの訴える生の声を「医療用語」に変換し、負傷名、負傷年月日、負傷原因、症状、経過、応急施術の内容などを整理記載いたしますので、その紹介書を持参し医療機関で受診していただきます。紹介書に目を通した紹介先の医師は、患者さんに一から話をお聞きするよりも圧倒的に整理された医療情報を元に診察が行えるので、より正確な診断につながるのです。
※紹介先医療機関にて骨折・脱臼と診断された場合の施術情報提供紹介書料(文書料)は健康保険でカバーされます。
尚、骨折・脱臼疑い以外の施術情報提供紹介書料は保険外となり、当院では通常3,300円をいただいております。
医療機関への紹介実績
下記は当院から紹介実績のある医療機関の一部となります。
大阪公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院 |
パナソニック健康保険組合 松下記念病院 |
社会医療法人信愛会交野病院 |
社会医療法人信愛会 畷生会脳神経外科病院 |
成田医院 |
よしだメディカルクリニック |
内田クリニック |
摂南総合病院 |
医療法人蒼生会蒼生病院 |
関西医科大学付属 滝井病院 |
関西医科大学付属枚方病院 |
独立行政法人地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター |
地方独立行政法人大阪市民病院機構 大阪市立総合医療センター |
医療法人社団協仁会 小松病院 |
社会福祉法人 大阪府済生会野江病院 |
医療法人社団医聖会 学研都市病院 |
独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター[整形外科] |
整形外科せいのクリニック |
医療法人行岡医学研究所 行岡病院 |
社会医療法人弘道会 萱島生野病院 |
奈良県西和医療センター |
医療法人石誠会 いしむら整形外科 |
社会医療法人弘道会 守口生野記念病院 |
岡本クリニック(京都府) |
など。
今後も患者さん一人ひとりのために西洋医学、東洋医学が、より連携していける世の中になれるよう、私たち東洋医学側も日々研鑽、努力構築して参りたいと強く思っておりますので、ご安心いただき、どんな小さな事柄でもお話いただき、一緒に改善していきましょう。